姉はパワフルだったけれど、結構慎重派で、痛かったり、怖かったりすると、二度とやらないタイプでした。
でも、和は、痛かろうが、怖かろうが、やりたい気持ちは我慢できない! 座卓の下をくぐり抜けるのだって、頭をぶつけて泣きながらも、挑戦の日々です。
そして、とうとう、ソファから降りる(落ちる)ように!
たまたま転がり落ちたその下の世界には、魅力的なものがいっぱい。手をつく勇気が持てたら、後は勢いあるのみ! 顔面着地でも、満足気です。
(川辺)
6枚の連続写真がおもしろい。落ちていくという状態を、体で味わう子どもの姿がよく捉えられている。
3枚目までの写真は、そろそろと動いている感じや、体を少しずつ動かしている様子に、和くんの意思のようなものを感じさせられる。
それが、4枚目の写真で一変する。4枚目で和くんは身を投げ出して「落ちていく」のだ。その潔さに感動する。
落ちる・落ちる・落ちる
そんな暮らしの中で、自分が少し大きくなるように願って。
(宮里)