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手で触れる(0歳10ヶ月)

2016.09.27 ゆっくりゆっくり大きくなぁれブログ

ふと降ろされた芝の上。はいはいして進もうとしたら、足に感じたチクチクが気になったようだ。

これか。これはなんだろう。そう思っているのかな。

手を伸ばして、手のひらでそーっと触れてみて、じっと見ていた。

小さな手が、それは何かを知ろうとしているのかな。手のひらって、すごいな。

(川辺)
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小さな子どもといると、言葉にならない言葉が聞こえてくるように思うことがある。ふと立ち止まったその姿から、いろいろな声が聞こえてくる。もたれかかってくるその重みから、心の声が聞こえてくる。そんなふうに言葉にならない言葉が聞こえてくると、その子のことがもっともっと好きになる。

ふと降ろされた芝生の上で、細い芝のその先に触るか触らないかという場所に手をもっていく。触るか触らないかのギリギリのところで、手を止めている。芝生の葉をパンパンと叩くのでもなく、グシャッと握るのでもない。もう少しで触りそうなギリギリのところで、手を止めている。

その仕草から、「これは何かな?」という声が、確かに聞こえてくるような気がする。

(宮里)

 

 

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