2017年6月
毎日、毎日、紫陽花の花が咲くのを楽しみに見守っている和。
ここのところ、「さいたら、とるね」と、宣言していました。
その紫陽花が、とうとう花開きました!
「さいたよ! さいた! さいたよー!!」
そう言って、両手でそーっと包み込み、小さな声で話しかけているので、ふふふっと思ってカメラを構えたら、なんと!!
わしゃわしゃわしゃ〜
と手のひらで花びらを散らしていました!
えー、そういう「とる」なのー!?
(川辺)
「咲いたらとる!」という宣言は、まるで王様のお触れのように聞こえる。
川辺大国の王様は、和くんだから。
そして、いよいよその時が来た!
アジサイたちも身構えていただろう。
手折られ、その後大切に手ににぎられ、いつかそっと花瓶に入れられるという、流れを想像しながら。
しかし、いつも予想は覆される。
お母さんの驚きよりも大きく、「えー! そうなの? そうくるの?」というアジサイたちの叫びが聞こえるような気がする。
(宮里)