2019年9月
「ねぇ、明日で6歳になっちゃうけど、和に大きくなってほしくない?」
ほんとの誕生日で「5歳」になる予定の和が、先日早めの誕生会をしたことで、次に向かえる誕生日ではもう1つ歳をとるつもりになってしまいました(笑)
「まだ5歳でいてほしいな。あんまり早く大きくなってくれなくてもいいんだけど」と私が言うと……
「しょうがないんだよ。そうやって早く大きくなることだってあるんだから」と言います。
「もうすぐ小学生になっちゃうんだぞ。○○ぐみ(年中組)に、もうすぐ小学生になる子がいるって、すごくない?」
カップに、慎重にお花ビーズを流し入れる手は全く止めずに、ペラペラと話しています。
小学生は、憧れの姿。
自分はまだ年中さん。
もうすぐ小学校上がる年長組を飛び越えたい気持ちが溢れています。
ひとしきり遊んで、玄関に向かったところで急に……
「ねぇ、小学校には、どうやったら入れるの?」
行けば入れるわけではない、ということはなんとなく理解しているのですね(笑)
「保育園を卒園して、小学校からどうぞと言われると入れるんだよ」と説明すると、無言で何か考えているようでした。
(川辺)
明日で6歳になっちゃう 大きくなることを、お母さんはうれしいと思うのか、思わないのか、という哲学的な問いを抱えて、静かに問いかけている。
大きくなるって言うことがどういうことなのかを、和くんはすでに知っているのだろうか?
大きくなるということは、うれしいだけじゃない、ということを自覚した上で、しょうがないんだよ、と慰めている。
そういうところが、大きくなったってところだね!きっと。
(宮里)