朝から難しい課題に出会ってしまったようです。
大きさの違う絵本を全て持って運びたいのに、重ねても最後の一冊が持ち上がらない……。
うーん、ストレスフル!
何度もやり直しては、泣き崩れていて、「さすが、忙しい男は、朝から大変だ」。
と思っていたら、姉が食べているチーズが目に入り、ニコニコしてやってきました。
さすが、忙しい男。引きずってはいられないね!
(川辺)
なぜ、この時、和くんは何冊もの絵本を一度に持ちたいと思ったのだろう?
どうしてなんだろう?私にはわからない。
こども園で子どもたちと過ごしていると、「運ぶ」子どもによく会う。
積み木やブロック、人形やごちそう、椅子や机。
大抵のものは、運ぶことができ、子どもたちは思う存分運ぶ。
それは、大きくなったからなのだろうか。
和くんは泣き崩れている。
1歳7ヶ月にしては難しいのではないか、と思えるモノを運ぼうとして。
面白いね。
こんなにも、しっかりと意思を示す子どもに会うと、沢山のことを考えるきっかけになる。
できないことをなぜかやろうとする。できなくても、何度でもやり直す。
できなくて泣き崩れて、そしてまたやってみる。
そこに、きっと和くんがいる。
おいしいものを見つけて、コロッと気分がかわる。
そこにも、確かに和くんがいる。
(宮里)