和は、特にお味噌汁が好きなので、和の小さなお椀には、いつもたっぷり入れています。
でも、気づいたのかな。私の大きなお椀のほうを指さして、「そっちがいい」と。
自分の顔の大きさほどもあるお椀を、ガシッとつかんで豪快に飲んでいる姿を見ると、急にたくましく見えました。
(川辺)
手と、器と、顔と。
その3つが、ちょうどよく同じ大きさ。
たぶん、その3つを包む、和くんの気持ちも、同じ大きさなんだと思う。
こんな風に美味しく飲んでもらえる味噌汁も幸せだね。
小さなお椀と大きなお椀。
そういえば「3びきのくま」(トルストイ作)の中に、そんなシーンがあった。
クマの家に女の子が迷い込んでスープを飲んだり、ベッドに寝たりするお話。
その中で、小さな女の子は、大きすぎるものより、自分にちょうどいい小さいものを選んでいたけれど、和くんは違うのかもしれないな。
全部、飲み干して、全部楽しんじゃうのかもしれない!
「3びきのくま」のお話の中にいる和くん。
想像してみて!
(宮里)