2月16日日曜日、第4回お茶大こども園フォーラムにて、第7分科会を担当させていただきました。
分科会のテーマは、「園環境が変わると保育が変わる!」
指針が改定され、その大きなポイントとして、組織として質の向上をめざすことが課せられています。
でも、「何をどのように改善するのか」ということが難しい……
環境を通して行う保育を、より子どもの姿をベースに実現させていく。そのための環境を評価することをめざして、分科会では内海緒香先生(お茶の水女子大学)と宮里暁美先生(文京区立お茶の水女子大学こども園園長)が協働して生み出されたという環境評価の5つの視点を基に、それぞれ全く環境の違う方たちとグループになってもらい、語り合っていただきました。
5つの視点は、それぞれ子どもの姿をもう一度考え直す「〜かな?」という問いかけ。
(参照:『思いをつなぐ保育の環境構成』第6章 中央法規出版←書籍の紹介はまた改めて)
初めはそれぞれの事情を語りすぎたり、エピソードに偏りすぎたりしていましたが、タイトなスケジュールでのワークなので、タイムキープしていくと、だんだんお互いの共通点を探ったり、まとまりを見つけたりしていくようになり、後半は同志として褒めあったり、喜び合ったりする様子が見られるようになりました。
ワークの体験を通して、それぞれの視点が分かれているものではなく、つながりがあるものだということ、また評価から改善への答えややり方が決まったものではなく、多様性に満ちていて、そこに向かう保育者のワクワクした気持ちが引き起こされるようなワークだったと思います。
実はこの視点のデビューが、このフォーラムだったので、このワークも初チャレンジ。
貴重な初回を体験させていただき、いろんな意味でドキドキが止まらない2時間でした(笑)
これは、各園で、仲間と共に行ったら、どのように展開されるのでしょうね。
今後は、環境改善の研修に取り入れさせていただきたいと思います。
(川辺)