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【研修講師養成塾】第3回目の講義を行いました

2024.07.09 保育のデザイン保育のスキルアップブログ保育の質の向上

研修講師養成塾第3回の講義は、7月3日夜、zoomで開催されました。
テーマは『研修講師としての姿勢や在り方②』、講師は宮里暁美先生(お茶の水女子大学)です。

はじめに、最近の出来事から、今、宮里先生が感じたり考えたりしていることをいくつかの話題としてお話いただき、その後は、これまでのこどもとの時間の中で保育者として見つけた様々な出来事やこれまでに先生が出会ってこられたこどもの「謎」について事例を通して、出来事へのまなざしやこどもへの姿勢をお話しくださいました。受講生はみんなで想像を膨らませながら考え合う時間もあり、笑顔もたくさん見られる時間となりました。
研修講師養成塾1期生のサポーター、奥村みずほさんからのご報告をご覧ください。

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講師養成塾第3回目は宮里暁美先生の「保育者の今・明日を支える研修の在り方」~保育する「私」の実感を基盤にして~と題した講義でした。
 はじめに先生からの近況報告があり、いくつもの”素敵”がシェアされました。ふっと芽生えた言葉を文字にして伝えあうことの素敵さ、出会った園の素晴らしい取り組み、また旅先で出会った美味しい物や矢藤先生との時間。いま、保育の世界では何か新しいものが生まれようとしている気がする、と講義が始まります。受講生の皆様の表情はまだ若干固め…に見える気がします。あの宮里先生が目の前に…という緊張感でしょうか、それとも今日もいっぱい学ぼうという意思でしょうか。私自身の昨年のこの日を思い出すと同時に、改めて皆さんと一緒に気を引き締めていこうという気持ちが沸き起こりました。
 先生の自己紹介を経て、本格的に講義がはじまります。講義の中には、先生ご自身が大切にされていることが語られていきます。そして、研修には力の抜き加減が大切…と、謎解きタイムがはじまりました。先生の出された謎にもちろん答えはありますが、その上でいろんな見方があるよね、というのが一番のポイントだそうです。受講生の皆様の出されたコメントに「なるほど、そういう見方もあるわね」「その考え方は初めて聞いたわ」という先生の言葉に受講生の皆様のお顔もほころんでいらっしゃるのが印象的でした。
 豊かな保育のためには、自分たちで出し合う言葉を大切に。というフレーズが本講座のキーワードであり、先生ご自身の一番のメッセージだったと思います。言葉にすることで想いに力が付くという先生の言葉は、これから研修講師としてステップを踏まれる皆様の実体験として大きな力になったのではないでしょうか。

サポーター 奥村みずほ