2016年10月
小走りにやってきて、立ち止まり、ミニカーに指を突っ込んで、
とぅーとぅん(お父さん)!
運転席に小さな小さなハンドルが、いつもお父さんが運転しているものだ! と発見したようです。
ミニチュアなモノの中に、自分の身近な存在が結びついたら、それはほんとうにおもしろいでしょうね。
私も、幼いころに、ミニカーの扉が開いたときの喜びと、そこに出入りすることを想像したときのワクワク感を思い出しました。
(川辺)
大好きなミニカーの中に、大好きな「とぅーとぅん」を見つけて、声をあげる。
それは「ユリイカ!」という叫びにも似て。
ミニカーの中の「とぅーとぅん」は、とても小さい。
だから、ほら。
のぞきこむ和くんの体から、いたわりが見える。
でも、待っていてね。
和くんがお父さんを見下ろすようになるのは、まだずっと先のことだからね。
(宮里)