2017年8月
手品を披露していた姉に触発され、和も手品まがいのことを始めました。
手の中では広げられないトランプを、テーブルの上に広げ、
「どれがいいか選んでください」と言って、
定規で指し、指してないものを取ると定規で制するという、スパルタ方式(笑)
定規で指されたものを選ぶと、「おまちくださーい」と言って、ちょっともったいぶるところは、様になっています。
そして、トランプを数枚集めて、重ねてからひと言。
「どうぞ、せんえんでーす」
ん? お店?
(川辺)
自信たっぷりに「えらんでください。」という言葉から自分は手品をしている!という確信のようなものが伝わってくる。手品の真似をしているのだろうということがわかる。
ところで、真似にもいろいろあって、クレヨンしんちゃんのねねちゃんのようなリアルタイプもあれば、象徴的な仕草のワンシーンだけを切り取るタイプもある。
どの仕草を切り取るかには、その人の着眼点の鋭さとこだわりが反映するように思う。
和くんの場合、定規で指し、間違うと咎めるというあたりに、強さへの憧れを感じる。それから、最後に枚数を数え価格を言うあたりに和くんのたくましさを感じ、笑ってしまう。
和くんはやりたいことをがむしゃらにやって、こんなに大きくなった!
そして今もなお!なんだね。
和くんが少しずつ大きくなり、描かれる物語も少し複雑になり、面白さも深まりを増していく。
(宮里)