2016年10月
毎朝、保育園に行く前に、和はミニカーを選んで持って家を出て、保育園に着くと私のバッグにしまいます。
そして、保育園にお迎えに行くと、私のバッグからそのミニカーを出して、手に持って帰ります。
これがいつの間にか習慣になっていました。
先日、直前に遊んでいた大きめのショベルカーを持って玄関に来たので、「和、それは大きいな。お母さんのバッグに入らないよ」と言ったら、「おおーきい」と言いながら戻って行きました。
そのあと、持って来たのがコレ!
「和、これはもっと大きいよ。お母さんのバッグに入らないよ」と言ったら……
ニヤッと笑って、「おおーきい!」と言ってまた戻って行きました。
そこからまたなかなか戻らなかったので、タイムリミット。急いでいつものミニカーを持って出かけましたが……。
残念、あの続き、どうなっていたかなぁ。
(川辺)
子どもは、「持っていく!」ことが好きだ。
お気に入りのオモチャ。大好きなタオル。作りかけの作品。拾った落ち葉。魅力的な木の棒。
しかし「持ってく!」という主張は、そう簡単に実現するとは限らない。
保育園へと向かう朝なら、尚更だろう。
でも、たいていのことは「いいよ」と言われている和くんは、「それは大きいなぁ」とダメ出しが出ると、その事を面白がる余裕があるように見える。
だって、ニャッと笑ってるし、次にはもっと大きいモノを持ってきてるし。
もしかしたら「持ってく!」という主張は、行為を越えた主張なのかもしれないな。
(川辺)