保育のデザイン

ホーム保育のスキルアップ ブログ「保育室の片付け」一緒に考えてみませんか?

「保育室の片付け」一緒に考えてみませんか?

2016.10.28 保育のスキルアップブログ

img_2004

先日、「たくさんある玩具をどうしたら遊びやすく、片付けやすく収納できるの?」というご相談にお応えし、保育室の片付けをお手伝いしてきました。

保育園は、一つの部屋に大勢の保育者が出入りし、玩具を出し入れします。早番の人も、遅番の人も。ベテランも新人も。常勤の人も非常勤の人も。そして、片付けが得意な人も苦手な人も、うっかり出しっぱなしにしてしまう人も…。

いろんな人が入り混じる保育室で、気持ちよく保育するためには、「みんなで片付け」がとても大切です。ご依頼のあった和光市ほんちょう保育園では、なんと休日返上で、大勢のいろんな立場の先生が集まって、いっしょに片付けをすることができました。

今回の玩具の片付けで大事にしたことは、「子どもの発達と遊びをもう一度共通理解して、何をどこに置くのかを話し合う」ということです。先生方が、日ごろの子どもたちの姿を思い浮かべながら、「いや、これはもっと大きくなってからだよね」「ずっと出していたけれど、そういえば遊んでいないよね」などと話しながら、時に意見がぶつかりながらもとことん話し合う様子には、感動しました。

この片付けの様子が、保育雑誌『エデュカーレ2016年11月号』(汐見稔幸先生責任編集・保育者と親のための学び&交流誌)に掲載されました。ぜひご覧ください。

 

「片付け」って、「モノをきれいに収納する」というよりも、モノをどのように考えるかということに向き合う、実はとても奥が深いものなのです。

保育の場においては、様々な玩具、素材、教材、保育材など、子どもの遊びを豊かにするモノがあふれています。それらを、どこに、どのように置くのか。子どもがどのように手にして、それぞれの遊びに取り入れることができるのか。これは、子どもが「環境を通して遊ぶ」という保育の基本を捉えなおす大切な視点だと考えています。

当社は、「片付け」を切り口に、保育を共に考えるお手伝いをしています。保育室の片付けだけでなく、教材室・材料室、倉庫や開かずの間など…、どのように手を付けていいかわからない場所を手掛かりに。

お悩みがありましたら、まずはご相談ください。お問い合わせはこちらへ。

【MAIL】info@hoiku-design.net

【TEL】 0466-90-3952

(川辺尚子)

 

 

こちらの記事もおすすめ
2019.02.04 数を数える(3歳5ヶ月) ゆっくりゆっくり大きくなぁれブログ
2023.10.10 第5回セミナー「保育におけるアートの視点 ~レッジョ・エミリアから学ぶこと~」(講師:伊藤史子) お知らせ保育のデザイン保育のスキルアップブログ保育の質の向上
2019.10.10 【保育者のための実践セミナー】講座のご紹介その1 保育のスキルアップブログon-line研修