数日前は立つのもやっとだったのに、階段をスタスタのぼるようになりました。
途中、得意のドヤ顔ついでに、壁をカリカリ。油断するとここで足を踏み外すので、要注意。あとはもう、頂上目指してまっしぐら。早い、早い! のぼりきったら、自分で柵を締めて、ご満悦です。
出られなくなるんだけどね(笑)
(川辺)
大学のキャンパスの中に三段だけの階段がある。その場所は、0歳児クラスの子どもたちのお気に入りの場所。登って、降りて、降りて、登って、その繰り返しを楽しんでいる。子どもたちがそのことが好きだと分かり、散歩コースに階段が加わった。
以前勤めていた幼稚園の保育室の入口に、数段だけの階段があった。数段の階段を下りると、たたきがあって、その向こうが園庭だった。子どもたちは、その階段に腰をかけることが好きだった。友達と並んで腰をかけておしゃべりを楽しんだり、一人で腰をかけて、友達の遊ぶ様子を見ていたりした。何十年もそうやって子どもたちに腰かけられていた階段は、少しくぼんでいた。うれしいくぼみだなあと思いつつ、私も階段に腰をおろすのが好きだった。
「登ってごらん」と呼びかけていた階段が、いつか「座っていきなよ」と呼びかけるようになる。面白いことだ。でも、和くんにその声が聞こえるのは、まだずっと先のこと。
ほら、今は、
のぼる!のぼる!のぼる!
(宮里)