11月4日 保育のデザイン研究所 シンポジウム「幼保小の架け橋プログラム」を開催いたしました。
会場に足を運んでくださった皆様、オンラインでつながってご視聴くださった皆様、ご参加ありがとうございました。
はじめに、この幼保小の架け橋期に関する考え方やこれまでの取り組みの経過について、吉永安里先生よりご講演をいただきました。続く、坂本喜一郎先生による保育施設での取り組み、そして、相澤仁哉先生による小学校での取り組みのご講演では、事例をたくさん盛り込んだお話をいただきました。
その後、岸野麻衣先生より自治体の取り組み事例や課題について、最後のご講演は無藤隆先生より総括にあたるお話をいただきました。質疑応答の際には、幼保小連携の具体的な難しさへの対応など、それぞれの質問に対してヒントとなるような考え方や事例をうかがいました。シンポジウムの最後には、各お立場からの提言をいただきまして、3時間半のシンポジウムが終了いたしました。
ご参加くださった皆様からのお声の一部をお伝えします。
「自治体として幼保小の連携を進めていくにあたり、非常に参考になった。」
「どこから、なにから、どうやって進めてよいのか悩んでいました。進めていかないといけないと思いながら、いろいろな壁があり、どうすべきかと思っていましたが、今日のお話を聞いて、壁があるのは自分のところだけではないということも知り、また具体的な事例なども聞くことができ、大変参考になりました。少しずつですが、子どもたちのために進めていきたいと思います。」
「大切なことは、方法論よりも、どのようなこどもを育てたいのか、教師(保育者)としての子ども観を擦り合わせていく、ということには納得させられました。」
「当事者が互いにリスペクトし合いながら、粘り強く主体的に考えて、誠意をもって実行していく必要性を感じました。」
「生活の授業がどういうものなのかがよく分かりました。とかく、園でも学校で困らないように教えるみたいな考え方の職員もありますが、自ら興味関心を持って参加できる、沢山の経験を持って考えて行動できるように保育することの大事さを改めて実感しました。」
「今回、どの先生方も継続が大事だとおっしゃっていたこと、本当にそう思います自分の園、地域、自治体でできることを一歩ずつでも進めていきたいです 無藤先生の『すべての部署が協力しよう』というお話を管理職にも伝えます」
「坂本先生が『〜させる』を改めたら変わった!といった内容のお話をされていましたが、まさに使う言葉によって意識が変わると思います。」
「職種は違っても色々な壁を超えていこうとする気持ち、それに賛同して動く事が改めて大事だと感じました。」
など、ほかにも多数のコメントをいただきました。
本シンポジウムは、動画にて配信(有料)予定です。
当日参加が叶わなかった皆様、ぜひご視聴ください。
今後もこのテーマを深めていく機会を含め、様々な学びの機会をつくっていきたいと考えています。
ぜひ、当社HPなど、チェックしてみてください。