7月20日(土)午後のセミナーのご報告です。
テーマは「教育・保育施設等事故報告書様式の理解とヒヤリハットを活用する仕組みづくり」 ~C-SHEL 分析を通して施設内の事故を防ぐ~
講師として、遠藤登先生(保育安全のかたち危機管理アドバイザー)にお話し頂きました。
前半はヒヤリハットとその先にある重大な事故を防ぐために、事故報告書を書く時のポイントについてお話しいただき、受講者は持参した自園の事故報告書を基にグループで様式や記載方法、記載するときに気をつけていること等について語り合いました。
複数の視点で話し合い、検証し、情報を集めることで、今後の対応や改善策を考えることが大切であることを学ぶことができました。
セミナー後半はC-SHELを中心に講義が行われました。
保育における「保育C-SHEL」分析は、各項目(※SHEL)との接点で不整合があると事故が発生するという考え方で、その中心にあるのは保育者ではなく子どもであることがポイントであると話されていました。
※ S…ソフト面 H…ハード面 E…環境面 L…人的面
交流会では、それぞれの園で起きたヒヤリハットや事故等について語り合い、保育室の環境や職員の配置、どのように対応をしたのか等を皆さんで活発に話されていました。
日々、子どもは成長しています。成長していく過程で事故を防ぐことは容易なことではないですが、ヒヤリハット、事故報告書の活用の工夫や、保育C-SHELに沿って改善策を導きだす視点等、今後の保育に生かしていただきたい内容でした。
次回は、同じ内容で2025年1月18日(土)午前に行われます。
ヒヤリハットの活用、事故報告書の書き方、怪我や事故を冷静に分析して次に活かす視点等、学び多いセミナーですので、今回ご都合のつかなかった方も是非ご参加いただきたくお待ちしております。