12月2日(土)、日比谷研修センターにて第6回目のセミナーを実施しました。
タイトルは「音から広がる子どもの世界」。
秋は、音楽会や発表会、クリスマス会など、子どもたちと意識的に音楽を奏でる機会が多い季節。
子どもたちとどのように楽しめるだろうかとワクワクする一方で、「どのように練習しよう」「保護者の期待に応えないと」という個々の保育者からの悩みの声をよく耳にします。
今回のセミナーは、そのような悩みにピタッとくるお話でした。講師は、吉永早苗先生です。
吉永先生には、保育のデザイン研究所on-line研修でもすでに講座を担当していただいており、2019年にもセミナーでお話しいただいて、多くの受講生からご好評の声が上がっています。
講義の前半では、子どもが日々の暮らしの中でどのように音を感じ取っているのかということを、先生のお話を伺いながらみんなで想像しました。閉じていた身体の諸感覚が広がっていくようで、受講生同士の語り合いも大変楽しげに見えました。
後半では、歌詞を覚えたり、楽器を鳴らしたりする表現活動の在り方を捉え直すきっかけとなるお話を伺いました。大切なのは、子どもたちが、「感じて、考えて、工夫する」こと。音楽表現について、子どもたちが「やりたい!」という思いから、自ら感じ、考え、工夫していく事例には躍動感があり、伺うだけでもワクワクしました。
受講生の皆さんそれぞれの心に響く内容だった様子で、帰り際に「明日からの保育が変わりそう」「散歩が楽しくなりそう」「今、園で目指している保育にぴったりな内容だった」とお話しされていきました。
この講座は、保育のデザイン研究所on-line研修に公開されます。ぜひご登録の上、ご視聴いただけたら幸いです。