2018年1月
帰宅した家の前に、近所の子どもたちの雪遊びの名残りがありました。
その中に、スコップを見つけて、「そうそう、これだった」というように手にとって、「先生も、こうやってやってたよ」と言いながら、雪かきを始めました。
腰を落とし、グッとすくって…… パーッと豪快に道路に雪を撒き散らしていました(笑)
大雪が降った翌日、朝早くから、先生たちは登園の道を雪かきをしてくださっていたので、園に近づくと、滑りやすい道からようやく解放されてホッとしました。
園の入り口では、集めた雪で作られた雪だるまや小さな雪うさぎが出迎えてくれて、和は顔を近づけて喜んでいました。
先生がしてくれること、子どもはよく見て、感じて、受け取っているんだなぁと思います。
(川辺)
仕草の中に本質が隠れている。
和くんのスコップ使いの巧みさは、言葉では説明できない絶妙な力のいれ具合と抜き具合の合作である。
そこに、私は、スコップ使いの本質を見る。(大袈裟に言えば)
本質はどうやって伝わるのか?
それは、じっと見る、というシンプルで熱心なアプローチによって。
そのアプローチを支えているのは、母のまなざしによって。
そして、黙々と雪をかき続ける先生たちの労働によって。
(宮里)