2017年11月
最近は、空き段ボールを見つけたら、とりあえずはガムテープで留めて、ハンコと小さい紙を持ってやって来ます。
私がハンコを押せるように、印鑑をちゃんと手渡してくれていました。
でもこの日は、届けに来るとハンコを自分で押して、更に……
「ゆうびんやさんも入っていいですか?」
と言って、家の中に入り、箱を開けるのを見守ります。
「あかちゃんがよろこぶものがはいっているんじゃない?」
そう言って、自分の好きなものが入っていると、ソファの上で飛び跳ねる。
という、やりたいこと満載の遊びになっていました。
(川辺)
ゆうびんやさんが登場する絵本は、たくさんある。歌も、きっと映画もたくさんあるんだろうなぁ。
私たちの暮らしの中で、ゆうびんやさんは、そんな風に存在感を発揮してきた。
かつては手渡されていた手紙が、郵便受けに入れられるようになり、手から手へ、という香りが消えた。
かわりに登場したのが宅急便!
確実に手から手へ。しかも、大きな箱を持って。それは、季節を越えたサンタクロース。
子どもたちは、宅急便ごっこが大好き。
届けること、配達することが、遊びになる。そこで子どもたちが体験していることは何だろう?
開けて喜ぶ、というところまで組み込んで遊んでいる和くんを見ながら、考えたいことの種がいっぱい見つかった気がする。
(宮里)