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【研修講師養成塾】夏の集合研修1日目を行いました

2024.09.04 保育のデザイン保育のスキルアップブログ保育の質の向上

8月15日・16日、日比谷研修センターおよびオンラインにて、夏の集合研修を実施しました。

台風7号の関東接近に伴い交通機関の遅延や運休等が見込まれたため、プログラム順や内容を再構しました。開催日前より受講生をはじめ関係者の皆様のご協力を得て、無事に実施することができました。皆様に感謝申し上げます。
当日の様子を、研修講師養成塾1期生サポーターさんのレポートでお伝えします。まずは15日について小林由香さんのレポートです。

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本日の研修は午前の部と午後の部の2回制で実施されました。
午前の部は和田美香先生に「研修の実際」についてお話しいただきました。
和田先生にとって研修とは「整理すること」であり、訪れた現場の日々の実践を言語化し、理論と実践を往還しながら進めていくスタイルを実際に体感しながら教えていただきました。
保育者が普段実践していることを保育所保育指針や幼稚園教育要領に紐づけることで、自身の実践を客観的に捉え直すことができ、進むべき道が見えてきたり、安心や誇りに繋がるのだと感じました。
明日からすぐにでも実践したくなる保育アイディアもたくさん教えていただきました。
「参加者が、自分の言葉で誰かに説明できるようになること」を大切にされている和田先生。
今回も承認と励ましを沢山いただき、明日への意欲が掻き立てられる豊かな研修でした。

午後は宮里暁美先生によるワークショップが開催されました。
前半、moffn(布製のボール)を使って、簡単なグループゲームが行なわれると、少し緊張気味だった会場の雰囲気も一気にほぐれ、15分も経つと室内温度が何度か上昇するほど盛り上がりました。
「心と身体がリラックスすること、人との距離が近づくことで参加者一人ひとりの中にある何かを引き出すこと」のねらい通り、参加者の皆様が自由に発言し、全員で研修を作っているような感覚に包まれました。
moffnは、研修会はもとより、保育現場や保護者会でも大いに活用できるとのこと。運動、アート、コミュニケーションツールなど様々な使い方をご紹介いただきながら研修は進んでいきました。
このようなコミュニケーション活動で大事なのは「失敗がおこらないこと」。まさに、皆が笑顔で誰もが気持ちの良い学びのひとときを過ごされていたように思います。
後半のテーマは、「私のとっておき」。
まずは、宮里先生のとっておきの品々をご披露いただきました。続いて参加者の皆さんの大切な品々のご紹介。ご自身を語ることで、今まで気づかなかった「自分の中にある何か」が引き出されていく感覚。体感された参加者の皆様はもとより、見学させていただいた私も、品々に込められた思いに心が動き、自分の中にある価値観を捉え直す良い機会となりました。心の奥底に続くとても深い研修体験となりました。
小林由香