幼稚園の園長先生でもいらっしゃる若月先生のお話は、ご自身の担任時代のご様子からつい先日の保育の様子まで織り交ぜつつ、にこやかにお話しされるところから始まりました。
インクルーシブな保育というのは、障害のあるお子さんの事だけを言うのではなく、園の保育をどうするかということではないでしょうか?と、ご研究の結果と事例や実践を交えながら先生は私たちに問いかけ、語りかけてくださいました。先生のお話と実践例から、多様な人同士が肯定的な関係性の中で過ごすことの豊かさは、保育者の力をつけることにもなるようだとじんわりと伝わってきました。
保育者がやっていくとよいことは、保育者同士がこどもの姿を伝え合い、一人ひとりのこどもへの適切な関わりについて、みんなで考え合い実践すること。そして、日々の様子からささやかな変化を感じとり、記録し、育ちの姿があれば、保護者とも、そして保育者同士でも一緒に喜びあったり笑い合ったりできることを大切に想うということ。
多様な人がいることの大変さや難しさもある中で、保育者同士でよく話をし、よく笑うという園生活のお話はとても魅力的でした。
次回の若月先生のセミナーは11月30日です。
こちらのページにて順次ご案内致します。
https://hoiku-design.co.jp/news/7528