保育のデザイン

難しい課題(1歳7ヶ月)

2017.02.01 ゆっくりゆっくり大きくなぁれブログ

朝から難しい課題に出会ってしまったようです。

大きさの違う絵本を全て持って運びたいのに、重ねても最後の一冊が持ち上がらない……。

うーん、ストレスフル!

何度もやり直しては、泣き崩れていて、「さすが、忙しい男は、朝から大変だ」。

と思っていたら、姉が食べているチーズが目に入り、ニコニコしてやってきました。

さすが、忙しい男。引きずってはいられないね!

(川辺)

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なぜ、この時、和くんは何冊もの絵本を一度に持ちたいと思ったのだろう?

どうしてなんだろう?私にはわからない。

 

こども園で子どもたちと過ごしていると、「運ぶ」子どもによく会う。

積み木やブロック、人形やごちそう、椅子や机。

大抵のものは、運ぶことができ、子どもたちは思う存分運ぶ。

それは、大きくなったからなのだろうか。

 

和くんは泣き崩れている。

1歳7ヶ月にしては難しいのではないか、と思えるモノを運ぼうとして。

面白いね。

こんなにも、しっかりと意思を示す子どもに会うと、沢山のことを考えるきっかけになる。

できないことをなぜかやろうとする。できなくても、何度でもやり直す。

できなくて泣き崩れて、そしてまたやってみる。

そこに、きっと和くんがいる。

おいしいものを見つけて、コロッと気分がかわる。

そこにも、確かに和くんがいる。

(宮里)