2017年7月
海に出かけました。
しばらく海を見つめていた和。
「俺は、泳ぐ!」と、決意したかのように波打ち際へ向かいました。
それからは、浮き輪で波乗りを何度も。
顔に水がかかり、口にも入り、そりゃあ泣いたけれども。
「こわかった」。
でも「もいっかい、いく!」と果敢に挑んで行きました。
ほぼ、ずっと、父親の抱っこで(笑)
(川辺)
海を見つめて拳を握る。
少年のような2歳9ヶ月。
その時、彼が何を思っていたのか。何を見ていたのか。それは、誰にもわからない。
しばらくして、海へと向かって歩き出す。
立ち尽くした時間の分だけ、一歩の意味が大きくなる。
子どもの姿から、内なる声を聞き取る。それが親だ。
大きな海を前にして、強そうで弱そうな背中。弱そうで強そうな背中。
こんな風に背中をさらけ出して、大人もまた生きているのだろうな。
(宮里)