9月5日(火)、保育のデザイン研究所 研修講師養成塾第七回目の研修を実施しました。
テーマは「多様な現状をふまえた研修構築」、講師は保育のデザイン研究所 川辺尚子が担当しました。
研修のはじめに、保育のデザイン研究所設立までの経緯や、「保育施設や社会の状況を踏まえ、子どもたちの幸せに関わっていくためのお手伝いをしたい」「保育者のみなさんの力になりたい」という強い思いからスタートしたことが伝えられました。
その思いは「保育現場の職員みんなの声を聴き、共に考えていく」という現在の研修スタンスに活かされています。
川辺がこれまで研修企画担当として、多くの施設に関わり実施してきた研修や保育現場との協働作業、エピソードなどが具体的に紹介され、その中から依頼に対してどのように応えるか、課題の整理から実際の研修における試行錯誤まで、多くの苦悩やその成果が伺えました。
中でも印象的だったのは研修の出来不出来に一喜一憂するのではなく、「その研修が明日の保育につながるか」「実践に結びついているか」が大切であること、「保育現場と対話しながら伴走していくこと」の重要性が語られた場面でした。
グループ討議では、組織の多様なニーズに応えていくことの難しさや対話からニーズを把握することの重要性があげられ、この研修からの学びを参加者同士で共感する時間となっていました。
次回も引き続き、川辺が担当し「多様なニーズに合わせた研修の立案」について学びます。
次回の報告もお楽しみに。