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ホーム保育のデザイン研究所シンポジウム 「はじめの育ち100か月ビジョン」
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保育のデザイン研究所では、この度「はじめの100か月の育ちビジョン」をテーマにシンポジウムを開催いたします。大豆生田啓友先生を座長にお迎えして、子どもに関わる全ての立場の皆さんと語りあう会にしたいと思います。是非、ご参加ください。
 
 
<シンポジスト 大豆生田 啓友 氏 より>
 「はじめの100か月ビジョン」は、こども家庭庁が、「こども基本法」を踏まえ、乳幼児期はとても重要な時期だからこそ、社会全体でこの時期のすべての子どものウェルビーイングを支えるための羅針盤を示したものです。私はこのビジョンを作成する部会にかかわってきました。保育の場のみならず、地域の子育て支援、医療や保健関係、自治体などすべての子どもにかかわる場で、この羅針盤を実践につなげていきたいものです。具体的に私たちは何ができるでしょうか?すべての人が、「私は何ができるか」という当事者意識を持ったかかわりが大切です。みなさんと一緒に考える機会をいただいたこと、うれしく思います。
◎ 開催日時
2025年 5月 25日(日)
開場 12:00
開始 13:00
終了 17:00(予定)
(終了時刻は前後する場合がございます。)

◎ シンポジスト
大豆生田 啓友 氏(玉川大学 教授)
無藤 隆 氏(白梅学園大学 名誉教授)
松田 妙子 氏(特定非営利活動法人せたがや子育てネット 代表)
鍛代 和輝 氏(海老名市役所 保健福祉部 保育・幼稚園課)
田中 るい 氏(社会福祉法人はとの会 鳩の森愛の詩瀬谷保育園 副主任保育士)
矢藤 誠慈郎 氏(和洋女子大学 教授)

◎ 参加方式
会場参加(無料) 先着60名(予定) ※要申込
オンライン参加(無料) 先着400端末(予定) ※要申込
後日配信(有料) ※7月頃を予定しています

◎ 会場
東宝日比谷ビル 6階 研修センター内
シンポジストのご紹介

<シンポジスト>
大豆生田 啓友 氏
玉川大学 教授

大豆生田 啓友 氏 について
玉川大学教育学部・教授
青山学院大学大学院文学研究科教育学専攻修了後、青山学院幼稚園教諭等を経て、現職

≪社会的活動≫
日本保育学会副会長、こども環境学会副会長
こども家庭庁「こども家庭審議会」委員および「幼児期までのこどもの育ち部会」委員(部会長代理)、文部科学省「今後の幼児教育の教育課程、指導、評価等の在り方に関する有識者検討会」委員、栃木県幼児教育センター顧問、よこはま☆保育・教育宣言運用協議会委員、NHK・Eテレ「すくすく子育て」出演、テレビ静岡「テレビ寺子屋」出演、等

≪著書≫
「子どもが中心の『共主体』の保育へ:日本の保育アップデート!」(2023)小学館、 「0~5歳児 子どもの姿からつくる これからの指導計画」(2023)チャイルド本社、 共著「役立つ!活きる!保育ドキュメンテーションの作り方」(2023)西東社、ほか多数

<シンポジスト>
無藤 隆 氏
白梅学園大学 名誉教授

 シンポジスト 無藤 隆 氏 コメント 

 「100か月ビジョン」は子どもを真ん中において、社会のいろいろな人が子ども、そして子どもを育てる家族を助けていこう、そのために子どもの成長に応じて支援を工夫しようということです。その中で、園の保育は中核的な働きをします。特に、園の生活とは子どもが主体的な活動を進めるように多様な物が用意され、同時にいろいろな子どもと保育者という大人がいて、ともに活動を広げていくところです。この園の生活は園の外の「世界」に広がり、連続しつつ、園の中の環境への子どもの関わりを主体的にしていくという独自の生活の在り方をもっています。園での主体的な生活は家庭・地域さらに広い世界に向けて子どもを育てていくのです。
無藤 隆 氏 について
白梅学園大学名誉教授。専門は、保育・幼児教育、小学校教育。東京大学教育学研究科博士課程中退。聖心女子大学助教授、お茶の水女子大学教授、白梅学園大学学長・教授などを経て現在。

≪社会的活動≫
文部科学省中央教育審議会教育課程部会長、内閣府子ども・子育て会議会長、などを経て、現在、国立教育政策研究所上席フェロー、日本乳幼児教育・保育養成学会理事長、文部科学省・幼児教育と小学校教育架け橋特別委員会委員長など。

≪著書≫
『子どもの発達からみる「10の姿」の保育実践』(2023、ぎょうせい、共編著)、『3法令ガイドブック』(2017、フレーベル館、共著)、その他多数。

<シンポジスト>
松田 妙子 氏
特定非営利活動法人せたがや子育てネット
代表

 シンポジスト 松田 妙子 氏 コメント 

 100か月の育ちビジョンが発表されて、いろいろな実践の場面でこれはどこにあたるかな・・・?と考えるようになりました。
 「あたりまえ」のように動けていることも、あらためて位置づけてみる。実践と理念を行ったり来たりして、自分が無意識に行っていることを言語化することはとても大事なのではないかと思います。
 みなさんと、シンポジウムを通して改めて考えられることを楽しみにしています。
松田 妙子 氏 について
 国立総合児童センター『こどもの城』を経て自身の子育て中に産前産後支援を行う支援グループ『アミーゴ』、2004年にNPO法人「せたがや子育てネット」を設立。
 世田谷区を中心に産前産後から子育て支援活動を行い「困ったときの頼れる味方」として活躍。現在は、子育てひろばの全国組織「NPO法人子育てひろば全国連絡協議会」の理事も務める。

<シンポジスト>
鍛代 和輝 氏
海老名市役所 保健福祉部
保育・幼稚園課

 シンポジスト 鍛代 和輝 氏 コメント 

 海老名市では、「子ども主体の質を高める保育~子ども・保育者・保護者のワクワクサイクルを!」をテーマに公立保育所、民間保育所、小規模保育施設、幼稚園の先生方と一緒に研修を行い学んでいます。保育者が高め合うこと、「自分たちの実践を語り合う風土をどう作っていくか」が重要だと考えており、令和6年度から往還型研修を通して学びを深めています。
 全ての子どもの「はじめの100か月」を社会全体で共有していくために、公立・私立の垣根を越えて連携を取り、子ども、保育者、保護者、地域を巻き込んでいくことの大切さを参加者の皆さまと考えていければと思います。
鍛代 和輝 氏 について
 海老名市保健福祉部 保育・幼稚園課 主任保育士。大学で保育士資格、幼稚園教諭一種免許を取得後、保育の道には進まず、保育と同じくらい興味があったファッションの世界へ飛び込む。
 ファッションアドバイザーとして多くのお客様と出会い経験を積み、新店舗のプロジェクトリーダーを経て店長となる。3年を経て、ここで学んだ経験を保育の現場で活かしたいと思い、保育の世界へ。
 公立保育園で7年勤務後、保育・幼稚園課へ異動。現在、公立保育園の維持管理を担当し、保育所・幼稚園合同往還型研修、保育所・幼稚園合同就職フェアに精力的に取り組みながら、架け橋プログラム推進委員、公立保育園ICT役員等を務める。

<シンポジスト>
田中 るい 氏
社会福祉法人はとの会
鳩の森愛の詩瀬谷保育園
副主任保育士

 シンポジスト 田中 るい 氏 コメント 

 子どもも大人も、お父さんお母さんも、みんなが自分らしく、ご機嫌でいられる場所であるために、職員同士話し合い、考え、時に頭を抱えて・・・と試行錯誤を楽しむ毎日です。シンポジウム当日、参加者のみなさまと共に、子どもと過ごすおもしろさ、保育の楽しさを存分に感じられたらと思っています。
田中 るい 氏 について
 社会福祉法人はとの会 鳩の森愛の詩瀬谷保育園 副主任保育士。保育士歴15年目。令和6年度より、横浜市の保育・教育質向上サポーター事業(Yサポ事業)2期生としても活動する。
 横浜市内の保育・教育施設に訪問し、園内研修や公開保育の企画の相談や実施のサポートを行っている。

<モデレーター>
矢藤 誠慈郎 氏
和洋女子大学 教授

 モデレーター 矢藤 誠慈郎 氏 コメント 

 「はじめの100か月の育ちビジョン」は、持続可能な社会を創り出していくうえで、単にこどもを増やすのではなくよりよく育てることが必要であるという合意を社会に形成していく起点となると思われます。
 社会は足元から創られていき、一方で広い視野のビジョンがその羅針盤となります。今回のシンポジウムは、保育・教育の哲学、国のビジョン、自治体の取組み、保育や子育て支援の実践という視点から、多角的に「育ちビジョン」についてみなさんと探究していきます。
矢藤 誠慈郎 氏 について
和洋女子大学 人文学部 こども発達学科 教授。
広島大学大学院教育学研究科博士課程から、岡山短期大学講師・助教授、新見公立短期大学助教授、ニューヨーク州立大学客員研究員、愛知東邦大学教授、岡崎女子大学教授を経て、2019年9月より現職。

≪社会的活動≫
全国保育士養成協議会常務理事、日本保育学会評議員、日本保育者養成教育学会理事、全国私立保育連盟理事、日本保育協会評議員、全国保育協議会認定こども園部会員、東京都児童福祉審議会委員、保育のデザイン研究所オンデマンド研修アドバイザーなど

≪著書≫
(単著)『保育の質を高めるチームづくり』(わかば社)、『園内研修を通じた保育の変革AtoZ』(フレーベル館)、(共著)『認定こども園の時代―子どもの未来のための新制度理解とこれからの戦略48―』(ひかりのくに)、『手がるに園内研修メイキング』(わかば社)、など多数。
シンポジウムの詳細・申込
◎ 開催日時
2025年 5月 25日(日)
開場 12:00
開始 13:00
終了 17:00(予定)
(終了時刻は前後する場合がございます。)

◎ 参加方式
会場参加(無料) 先着60名 ※要申込
オンライン参加(無料) 先着400端末 ※要申込
後日配信(有料) ※7月頃を予定しています

◎ 会場
東宝日比谷ビル 6階 研修センター内

<会場までの地図>