on-line研修は知識を得るということだけではなく、職員同士でワークする方法が実践に結び付く、とても良い研修スタイルだと思います。「意見を言うことに自信がない」「時間が無くてなかなか話し合えない」など、課題と感じていたことも、付箋にひと言書いて順番にシートに貼っていくだけで、お互いの考えや思いを出し合うことができます。
また、短時間でも研修参加者同士で今の子どもの姿を生き生きとイメージしながら話せるため、無理なく身近で着実な学びに繋がっています。園内だけでなく他園の同じ階層の職員同士が研修に参加して意見交換する機会も、コミュニケーションの輪を広げるきっかけになるなど、いつでもどこでも何回でも学べるon-line研修は学びのスタイルをさらに広げるツールとして、大変役立っています。
保育の質の中核は保育者の資質・能力の向上にあります。それは何より研修を行うこと、そしてその研修で学んだことを保育を見直すところに生かすことによります。より詳細に言えば、一つは、園の誰もが研修を受けられるようにすることとそれぞれのキャリアとニーズに応じて多様な内容の研修を選べるようにしていくことが必要です。第二は、その研修したことを園でどう生かすかを巡っての園内での活用のための素材の提供です。それらを可能にするのが、オンライン研修により多様なカリキュラムを系統化した本研修の仕組みです。ニーズに応じて多くの中から選ぶことができます。園内での活用のために討議やワークショップが補足されています。講師陣はその専門の第一線で活躍している人たちです。保育の質を上げること、そのための研修としてお勧めする次第です。