
昨年の秋、保育のデザイン研究所で新たに始まった「保育のデザイン塾」。
今年の夏、第2弾として学習院大学教授の秋田喜代美先生をお迎えして、「秋田ゼミ」全3回が開催されました。
ゼミでは対論者として秋田先生とともに研究活動をされてきた宮田まり子先生がご登壇され、秋田先生のお話に時折問いかけたり、受講生からの質問を取り上げたりしながら、テーマへの理解が深まるよう進行してくださいました。
今回は「子どもの育ちを拓く」というテーマの表現に込められた思いとして「保育のあたりまえをもう一度問い直し、協働探求したい」という秋田先生のお話から始まりました。
1回目は「自然」、2回目は「遊具」、3回目は「文化財としての絵本とICT」の視点から子どもの深い学びを支える環境について事例を踏まえて考え合う時間となりました。
子どもが様々な環境と出会うとき、その出会い方や子どもの気づきにどう向き合うか保育者としてどのようにかかわっていくかなど多くの問いが生まれ、保育の振り返りとともに子どもの遊びやくらしの探求につながるヒントを頂いたように思います。
デザイン塾は、一緒に考え合うコミュニティーの場であり、会場参加と同時にオンラインにて双方向のやり取りも可能です。そして、質疑応答を含めて講義は全て見逃し配信(期間限定)も実施しております。
これにより、遠方からのご参加、オンタイムでは参加が難しい、などご事情がありながらも、それぞれの状況に合わせて学んでいただくことが可能となっております。
今後もいろいろな講師をお迎えしてゼミを開催したいと考えております。
次回の開催もどうぞご期待ください。