
- 5月25日(日)の午後、保育のデザイン研究所シンポジウム「はじめの100か月の育ちビジョン」を、日比谷研修センターにて開催しました。
- このシンポジウムは、「はじめの100か月の育ちビジョン」について子どもに関わる様々な立場の皆さんと意見を共有し、それぞれの実践において子どもたちの育ちや環境について考えていくきっかけにしていただきたいと考え企画しました。
- 会場には50名近く、オンライン上では200名近い方がご参加くださり、熱い空気の中、シンポジウムはスタートしました。


- まず、座長の玉川大学の大豆生田啓友先生。「はじめの100か月の育ちビジョンとは何か」について語られ、このビジョン策定に携わったメンバーとしての熱い思いがこもったお話でした。
- 保育の現場からは、鳩の森愛の詩瀬谷保育園の副主任保育士の田中るい先生。「保育現場の視点から」と題して、園での楽しい実践を交えながら、「安心と挑戦の循環」「子どもたちのウェルビーイング」等について話されました。


- 子育て支援の現場からは、NPO法人せたがや子育てネットの松田妙子先生。長年携わってこられた地域支援を振り返りながら、「地域と繋がって子育てする」ことについて複数の実践例を紹介されました。
- 行政の立場からは、海老名市役所の鍛代和輝先生。令和4年度から7年度の海老名市の取り組みを通して、地域一体で質を高め合う体制づくりや保育現場と事務的部署との連携等についても触れられました。


- シンポジストの最後は、白梅学園大学の無藤隆先生。「乳幼児の生活から発する園の保育・教育とは」というタイトルで、家庭は何をするところか、園は何をするところかの視点から、地域における生活から社会への広がりについて話されました。
- 後半のクロストークの時間ではモデレーターの矢藤誠慈郎先生からシンポジストの皆さんに問いを投げかけ、それぞれの立場から考えや実践内容を語ってくださいましたが、予想を超えた対話が目の前で展開されライブ感満載の時間となりました。また、参加者からの質問に対しての回答が、前半に発表された内容の理解を更に深めるようなものでした。
- 様々な立場の方が今後実践に活かし改善していくヒントになるような大切なキーワードが共有されたことで、参加者の方それぞれに次へのチャレンジのボールが投げられたように感じました。
- さて、このシンポジウムは、後日有料配信を予定しております。
当日参加が叶わなかった方は、ぜひともご視聴ください。